研究課題/領域番号 |
18K18468
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
貞廣 良一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (70571644)
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研究分担者 |
青木 一教 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (60270675)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 術後せん妄 / 発症機序 / バイオマーカー / 前向きコホート / がん / 低活動型せん妄 / 過活動型せん妄 / 炎症性サイトカイン / カテコールアミン / 網羅的探索 / 末梢血ドパミン / データベース作成 / 発症予測バイオマーカー / 外科的がん切除 |
研究成果の概要 |
手術の後は、一時的に体が弱った状態となり、時に「術後せん妄」と呼ばれる精神症状が出現することがあります。本研究では、免疫に着目して血液検査でせん妄を予測する指標を開発致しました(特許出願中)。また今後の研究基盤として、高侵襲の外科的がん切除を受けた患者様の術後せん妄に関する情報と血液検体を保存致しました。 本研究成果は、せん妄の発症機序解明・予測バイオマーカー開発を通じて、新しいせん妄の予防法確立に貢献致します。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「術後せん妄」は、無意識のうちに点滴や生命維持に必要な管を抜いてしまったり、転んでしまうといった事故が起こりやすくなり、合併症が増加し、術後の回復が遅れる原因となります。また、せん妄は、認知症の原因となる可能性が示されています。 どなたにせん妄が起こるか予測する指標は、1人1人に最適な予防法を開発する手段となり、せん妄予防法の確立を通じて、手術の成績を向上させ、安全安心な医療を提供するほかに、入院期間の短縮や、認知症予防、健全な高齢社会の維持に貢献することが期待されます。
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