研究課題/領域番号 |
18K18504
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
狩野 芳伸 静岡大学, 情報学部, 准教授 (20506729)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 自然言語処理 / 間 / 生成 / 話し言葉処理 / 対話システム |
研究成果の概要 |
より人間に近いモデルを採用することで、人間のように自然な「間」を自動的に生成し、相槌および会話中の割込タイミングを、構築した解析器を用いて自動的に推測、さらに対話システムによる応用的取り組みの端緒をつかむことが目的である。音声コーパスに相槌・割込みタイミングをはじめ各種の音声・言語学的アノテーションを付与し、音声処理とテキスト処理を統合したアプローチにより実際に推測システムを構築した。また話し言葉処理を応用した研究として対話システムの構築を行い、会話ゲーム「人狼」の自動プレイを行うコンテストとして毎年主催している人狼知能大会自然言語部門に参加するエージェントを実装し、有効性を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統計的手法の隆盛により、既存の自然言語処理研究のほとんどは大規模データを取集しやすい書き言葉を前提に研究がおこなわれている。そのために話し言葉の処理性能は未だ不十分なのが現状である。また、人間の言語処理は話し言葉を基盤としている可能性が高く、書き言葉の処理においても話し言葉の処理が有用な可能性があり、「間」をはじめとする音声的な要素も取り込んだシステム構築は、自然言語処理全般に資すると共に、人間の言語処理メカニズムの解明にもつながるものである。
|