研究課題/領域番号 |
18K18525
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
高田 良宏 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 准教授 (30251911)
|
研究分担者 |
古畑 徹 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (80199439)
山地 一禎 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50373379)
林 正治 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 特任助教 (90552084)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 地域資料 / 発生源入力 / 早期公開 / 逐次公開 / データリポジトリ / タグ管理システム / データ管理システム / 資料喪失 / 歴史的資料 / リポジトリ / 非文献資料 / 資料情報の格付け / DOI |
研究成果の概要 |
本研究では,非文献資料の調査過程において,調査途上の資料を早期にリポジトリ化し,公開することを目的とした.その実現のために,非文献資料を調査途上の早期の段階で登録するための手法として「逐次公開」型運用モデルを提案した.そして,未整理/整理途上の非文献資料を対象に実証を行い,逐次公開による早期公開への道筋を立てることができた. 提案した「逐次公開」型運用モデルは,当初は,調査過程での発生源入力という限定された範囲のものであった.しかし,当研究の進捗により,全ての整理途上の資料へ拡大することが可能と考えられ,その実運用に向けた複数分野での検証は,後続の科研費に継承した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域文化の継承の決め手:本研究で提案した「逐次公開」型運用モデルは,調査が進んだ時点までの状況を登録/公開が可能なところから,完全ではないにしろ,その時点の状況を永続的に保存できる.そして,その状況を見える化(明示的に存在肯定)し,社会に伝えることができる.例えば,ある蔵を調査した場合,「目録」までできていなくとも,「蔵」,「箱」,「束」の単位の公開「概要調査の結果」も逐次公開の対象である.リソースが不足している同様な地域において,資料の存在肯定を行うことができ,地域文化の継承等の重要な一手段となるであろう.
|