研究課題/領域番号 |
18K18573
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
青柳 真樹 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (50314430)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | メカニズムデザイン / ランダムグラフ / プラットフォーム |
研究成果の概要 |
本課題では二面市場における多対多マッチングを考える。各面には異なるスキルを持った起業家が存在し、自らの事業の遂行のために他面に存在する補完的スキルを必要としている。補完的スキルネットワークはこのようなスキルとその補完的スキルの関係を記述したものである。独占的なプラットフォームがこれらの起業家にスキルをシェアするマッチを提供するときに、どのようなマッチングと差別的サブスクリプション価格が利潤の点から最適になるかについて検討した。特に各起業家が自らのスキルを正しく申告し、プラットフォームから提示されたマッチとサブスクリプション価格を受け入れることが唯一の均衡となるようなメカニズムについて考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
利用者にスキルのシェアを促すプラットフォームは現実社会において重要な役割を果たしているが、このようなプラットフォームについての分析は数少ない。本研究ではスキルとその補完的スキルを補完スキルネットワークという概念を持って表し、各起業家のスキルが確率的に実現するときに、この補完スキルネットワークが起業家間の補完的なネットワークに変換されることを指摘した。またプラットフォームの利潤が補完スキルネットワークとどのような関係にあるかについて分析を行った。
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