研究課題/領域番号 |
18K18620
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
堀田 龍也 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (50247508)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | デジタル教科書 / デジタル教材 / ラーニング・アナリティクス / 学習ログ |
研究成果の概要 |
本研究は、初等中等教育におけるデジタル教科書・教材に対して、児童生徒の実利用の学習ログを解析することによって、学習者個々の、授業の局面ごとの学習成立を推定する技術を検討するものである。 本科研の研究期間内に発展したラーニング・アナリティクスによって、学習者本人に学習成立を可視化してフィードバックすることにより自己の学習方略をメタ認知させたり、教師が個別対応が必要な学習者とそのつまずきを改善したりする技術が開発されている。本研究においては、制作されたデジタル教科書における個々の学習モジュールの機能的成立を確認する方法や、デジタル教科書の改善方法について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで教師が行ってきた学習成立の看取りやその対応に対し、情報技術によって積極的にカバーできる部分を見出し、人間教師こそが行うべき部分を明確にすることが本研究の学術的意義である。優れた指導技術を持ち合わせている教師でも、人間として把握できる限界が存在する。教師の経験に頼って進められている指導から、学習者特性に応じて最適化された科学的な指導へと改善することにつながる。 また、4年ごとに更新される教科書の改訂にあたっても、教師からの定性的なフィードバック情報しか得られないことが多かったが、本研究によって定量的な評価が可能となり、教科書改訂の精度向上が期待されることが社会的意義である。
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