研究課題/領域番号 |
18K18621
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
水谷 好成 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (40183959)
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研究分担者 |
福井 恵子 宮城教育大学, 教員キャリア研究機構, 助手 (00238453)
鵜川 義弘 宮城教育大学, 教員キャリア研究機構, 名誉教授 (20232803)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 知的障害 / 作業学習 / デジタル加工機 / プログラミング教育 / 知的特別支援教育 / デジタル工作 / ものづくり / 知的特別支援学校 |
研究成果の概要 |
知的障害の児童生徒へのプログラミング学習には直感的に理解しやすいプログラミング教材が導入しやすい。文書作成や表計算のような日常的なICT学習を段階的に行っていけば,高等部段階で小型ドローンの制御学習まで適用することが可能になる。デジタル工作技術を用いることで従来の作業学習では難しかった作業を担当できる作業補助具を開発することができた。製品の設計は難しいが,デザイン部分であれば生徒に担当させることも可能である。デジタル工作機械の製作設計や加工時間が長い製作工程を指導教員や技術補助者が部分担当すれば,製造工程をルーチン化することで、作業学習の大半を生徒だけで担当できる学習を提案できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的障害の児童生徒に対する効果的なICT関連教育の実現には小学校段階から就労を目指したプログラミング学習を段階的に積み上げていくことが有効であり、特性に応じた適切な学習方法の実践事例として、実生活で利用が始まっているドローン制御プログラムまで展開させることができた。デジタル加工機で新しい作業補助具の開発・改良することで障害生徒の担当できる作業学習の工程を増やすことができた。デジタル加工機の活用を作業学習に組み入れるための課題は残されているものの,指導教員や技術補助者が部分的にかかわることで,生徒によるデザインを含めたデジタル加工機を利用した作業学習の提案ができた。
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