研究課題/領域番号 |
18K18633
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
魚島 勝美 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50213400)
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研究分担者 |
秋葉 奈美 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00584591)
長澤 麻沙子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (40612239)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歯科医学教育 / シミュレーション / バーチャルリアリティー / 歯科臨床教育 / 技能教育 / デジタル化 / ハプティックデバイス |
研究成果の概要 |
歯学教育に必須である技能教育には多くの教育資源を必要とし、かかる費用も大きい。また、自己学習やアクティブラーニングおよびこれらに関する振り返りが重要であるが、模型や材料を扱った既存の技能教育方法では、一定のコストの範囲で使用できる資源や時間、実習を行う場所に限りがあり、事前学習や繰り返し学習が困難である。その結果技能不足による医療安全面や患者実習に伴う倫理面での改善も望まれている。世界的には近年virtual realityやaugmented realityを歯学教育に導入する流れが生まれている。そこで、本研究課題では技能教育に資するデジタルデータを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科医師育成の重要課題の一つに技能教育をいかに行うかがある。これまでは歯学部学生にそれぞれ模型と人工歯を用意させ、これを用いた技能教育が主流であったが、資源の削減と繰り返し学習を可能とするためには、技能教育資源をデジタル環境で整備する必要がある。本研究では実際の患者の口腔内に極めて近い模型を作製し、これを3Dのデジタルデータとして学生に提供できる準備が整った。これによって、これまでリアリティーの点で問題があった模型とは異なり、実際の患者の口腔内を見るのと同様な感覚で学生が臨床前学習を行える環境を整備するという点で大きな前進があったと考えられる。
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