研究課題/領域番号 |
18K18647
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
Ronni Alexander 神戸大学, 国際協力研究科, 名誉教授 (40221006)
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研究分担者 |
岡田 順子 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (00213942)
中原 朝子 神戸大学, 男女共同参画推進室, 政策研究職員 (50624649)
朴木 佳緒留 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 名誉教授 (60106010)
勅使河原 君江 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60298247)
桂木 聡子 兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (60608678)
高田 哲 神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (10216658)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 寄り添い災害支援 / 表現型支援 / 表現活動 / 災害支援 / 防災教育 / アート / 安心 / 絵描き / 寄り添い支援 / 物語 / ナラティブ / 防災・減災教育 / 安全安心 |
研究成果の概要 |
本研究は、災害後に行われる社会モデルとしての「寄り添い支援」に着目し、アート等を通した支援の中で被災者が表現する「安心」の内実を分析することにより、その活動の意義や方法論を明確にし、被災者が感情、とりわけ安心を表現することの意味と、ワークショップ等を通して「安心」のイメージ及び被災地の時間・空間を越えるヒューマンネットワークの形成状況を実証的に分析した。社会モデルとしての「『表現型』寄り添い支援」の意義、要件や方法を明らかにした上で「『表現型』寄り添い支援」を減災方策や防災教育にも使用可能な新たな方法論として理論を整序した。成果は、実践34回、雑誌論文34本、研究発表29件、図書14本である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以下のような学術的貢献により社会的な意義が証明された。 ①シンポジウム(お絵描きワークを含む):被災者の感情表現にアートの使用の有効性を実証した。②オンライン・ワークショップ(コロナ禍中):多様な表現の使用は支援する側・される側という二分法による関係性を双方向性に変え、信頼を深める方法として有効であることを示した。③寄り添い支援を5年間も同じ児童と継続して実施したことが高く評価され、支援活動におけるアートの有効性を実証し、防災教育等に使用する可能性を示した。④社会モデルとしての「『表現型』寄り添い支援」が中期的な「安全・安心」を生む土壌形成に寄与することを理論的に考察し、国際学会で報告した。
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