研究課題/領域番号 |
18K18654
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
石野 洋子 山口大学, 大学院技術経営研究科, 教授 (90373266)
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研究分担者 |
林 裕子 山口大学, 大学院技術経営研究科, 教授(特命) (90637456)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 技術経営 / ホライズン・スキャニング / フォーサイト / 教育カリキュラム |
研究成果の概要 |
技術と経営の両方の知識を持った人材養成を目指す技術経営(MOT)の教育において,社会ニーズに応える教育内容を継続的にカリキュラムに組み込むための方法論を開発することを目的とした.提案する方法論は,フォーサイトとホライズン・スキャニングの2つを継続的に実施・統合するものである. 国際的な研究動向や政府の動きを分析するホライズン・スキャニングによって,1) 高齢者のECサイトでの購買行動,2) QRコード決済サービスの日本における普及,3) 地方自治体のオープンデータへの取組,という新しい潮流を発見した.これらについての研究を各々国際学会で発表し,参加者との議論を通じ,質的なフォーサイトを行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MOT教育の内容は多様であり,各専門職大学院で独自の内容を持ち,それに基づく教育を行うことはMOT教育全体の発展にとって重要である.その一方で,ひとたび作成したカリキュラムが本当に社会的要請を反映しているのかを客観的,継続的にチェックする方法はこれまで存在しなかった.実務的な教育の場合,先端的な研究・技術と教育内容が徐々に乖離していくことは往々にしてあるが,本研究の方法論はその乖離を解消する.なぜなら,ホライズン・スキャニングとフォーサイトの2つのプロセスを継続的に繰り返して適宜カリキュラムをチェックし補完することで,科目の陳腐化を防ぎ,魅力的な教育内容を維持できるからである.
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