研究課題/領域番号 |
18K18659
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 宮崎国際大学 (2023) 宮崎大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
中山 迅 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (90237470)
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研究分担者 |
真田 純子 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (60452653)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 食と景観 / 中山間地域 / 持続的発展 / 小中学校教育 / 地域教育 / 景観と食 / 持続的な保全 / 理科と総合的な学習 / 教育ブログラム |
研究成果の概要 |
この研究は,中山間地域の保全への突破口を切り拓くことを意図し,「地表の調和」をテーマとして「景観」と「食」を一体的にとらえる小中学校における教育実践モデルをつくり,さらには,一般社会人向けの生涯学習への普及することを目的としている。そのための教材として,「風景をつくるごはん」のゲームを開発した。 これを用いた授業を,宮崎県の中山間地域の小・中学校で実施し,さらに当該校区の保護者を対象とした講座として実施して効果を検証した。次に,都市部として横浜市の中学校における授業を行って同様の効果を確認し,東京都大田区などで親子向けのゲームとして実践するなど,社会に向けての普及を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「風景をつくるごはん」概念の背景にある「景観」とは,人の活動 (生産や消費)と文化・環境の調和を意味する環境工学の概念である。本研究では,「景観」と「食」を一体的にとらえ,人々の「食」に対する行動が,知識の景観を作ることと表裏一体となっており,「何を食べるか」が 地域の持続的な発展に影響することを,児童・生徒のみならず,一般社会の人々までが理解できるような教材と教育実践の事例を作ることができた。 本研究が提案する「景観」と「食」を一体的に捉える考え方が,市民や政策に変化をもたらすることができれば,日本の中山間地域の暮らしをと景観を将来にわたって維持することにつながることになる。
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