研究課題/領域番号 |
18K18672
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
日向野 智子 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (20460040)
|
研究分担者 |
磯 友輝子 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 教授 (00432435)
藤後 悦子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (40460307)
角山 剛 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 教授 (60160991)
高橋 一公 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 教授 (60319093)
山極 和佳 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 准教授 (90350446)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 保育士 / 就労促進 / 職場の人間関係 / コミュニケーション / 社会的スキル / 社会的スキルトレーニング / コミュニケーションスキル / コミュニケーションスキルトレーニング / 職務ストレス / 職務満足感 / 保育現場 / 職員間のコミュニケーション / 保育施設長の個人的工夫 / 保育施設の組織的工夫 / 潜在保育士 / 現職保育士 / ソーシャルスキルトレーニング / ワーク・モチベーション |
研究成果の概要 |
保育士の就労を促進したり阻害したりする要因を探るために、職場の人間関係や保育士の社会的スキル、コミュニケーションに着目して検討を行った。 保育施設長を対象にしたインタビュー調査から、保育士間のコミュニケーションを円滑にするための工夫や保育士間の効果的なコミュニケーションを妨げる要因を明らかにした。保育士に行った社会的スキル・トレーニング(SST)では、自分の気持ちや意図を伝えるスキルと感情をコントロールしながら会話を進めるスキル得点が向上した。社会的スキルは職場のコミュニケーションに影響を及ぼすことから、SSTの導入は、保育士間の良好なコミュニケーションの促進につながることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育現場では保育観がぶつかりやすく、個々人の主張の多さが良好なコミュニケーションを難しくすることが分かった。小規模施設では、上下関係や保育経験の差、職員同士が与え合う影響のインパクトが大きい。本研究では、自己理解や非言語的コミュニケーションと感情の統制に関する自己主張ゲーム、葛藤を引き起こすグループワークから社会的スキル・トレーニング(SST)を実施し、スキル得点の向上がみられた。保育士間のコミュニケーション不和の改善や効果的なコミュニケーションを促進するためのSSTは、価値観や個人差の影響が出やすい小規模施設ほど役立つであろう。
|