研究課題/領域番号 |
18K18676
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
岡田 大爾 広島国際大学, 健康科学部, 教授 (60413548)
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研究分担者 |
竹野 英敏 広島工業大学, 情報学部, 教授 (80344828)
松浦 拓也 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (40379863)
趙 悦 広島工業大学, 情報学部, 教授 (90258286)
寺重 隆視 広島国際大学, 医療栄養学部, 教授 (80352045)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 科学技術カリキュラム / 小・中学校教科書 / 日常経験 / 実験観察の主観的調査 / 設計製作の主観的調査 / 教科固有性 / 汎用性 / 空間能力 / 北京 / 上海 / 浙江 / 台湾 / 小中学生 / 意識調査 / 汎用能力 / 浙江省 / 台北 / 科学技術教育に対する意識調査 / 教科に依存した能力 / 教科の枠を越えた汎用能力 / 資質・能力 / 山東省 / 教員養成 / 科学技術教育カリキュラム / 日本・台湾・中国 / 科学技術に対する興味・関心 / 包括的調査 |
研究成果の概要 |
2つの国際会議での招待講演で、欧米を含めた各国代表と深く議論を行い、北京・上海・浙江・台湾・日本の科学技術及び地理のカリキュラムとその背景及び教育現場の実態について現地調査・インタビューによって詳細を明らかにした。様々な特徴を持つ北京・上海・浙江・台湾と日本の小4~中3に、家族と子どもの日常経験、科学・技術への興味、実験・観察及び設計・製作に対する有用観・好嫌度とその理由、興味ある学習方法、学習効果の実感、教科固有の空間能力、汎用の空間能力について調査を行った。調査内容が多岐にわたることと感染症の影響で予察的な研究はすでに報告したが、詳細は国際論文誌で順次発表予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
台頭する中国や台湾の科学技術を支える人材育成の方略を日本の科学技術教育カリキュラム作成の参考とするために、北京・上海・済南・浙江・台湾を訪問し、小中高の授業を参観するとともに児童生徒・教師・カリキュラムや教科書の作成にかかわる教育研究者と社会情勢を含めて議論を行った。日本は汎用能力の育成にも配慮したカリキュラムや教科書となっていたが、中国や台湾は受験圧力で知識重視のカリキュラムや教科書であったとしても、都市部においては義務教育終了時に日本と同等の汎用能力を有していた。また、科学技術に対する関心も高く、カリキュラム・教材に加えて、社会的必要性の意識の影響も見られた。
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