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太古代地質試料の生物源有機分子イメージングで解き明かす光合成生物誕生と進化

研究課題

研究課題/領域番号 18K18796
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
研究機関神戸大学 (2021)
国立研究開発法人海洋研究開発機構 (2018-2020)

研究代表者

井尻 暁  神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (70374212)

研究分担者 山口 耕生  東邦大学, 理学部, 准教授 (00359209)
奥村 知世  高知大学, 海洋コア総合研究センター, 特任助教 (90750000)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード太古代 / 光合成生物 / イメージング質量分析 / 太古代地質試料 / 光合成 / シアノバクテリア / バイオマーカー / ストロマトライト
研究成果の概要

本研究は、24億年前の地球大気酸素分圧上昇のきっかけとなった太古代のシアノバクテリアの発生時期を特定しその環境を明らかにすることを最終的な目的として、有機分子を最小μmの高解像度でイメージングできる「イメージング質量顕微鏡」を用いて、現世のシアノバクテリア培養株、シアノバクテリアマット、太古代の頁岩やストロマトライトなどの岩石試料を分析し、バクテリアの指標となる有機分子(バイオマーカー)であるホパンの高空間分解能マッピングに成功した。本研究で成功した位置情報付きのバイオマーカーの2次元分布マッピングは、太古代のバイオマーカーの起源を論じるために重要な役割を果たすと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

酸素発生型光合成はいつ始まったのか?初期地球の進化において極めて重要であるこの疑問の回答は、まだ得られていない。シアノバクテリアとされる微化石様構造を持つ炭質物は約35億年前のチャートから発見されているが、その起源には疑問が呈されている。本研究では現世シアノバクテリアや、27億年前の頁岩やストロマトライトのイメージング質量分析により、バクテリアのバイオマーカーであるホパンの高分解能2次元マッピングに成功した。この研究手法は24億年前の地球大気酸素分圧上昇のきっかけとなった太古代のシアノバクテリアの発生時期を特定しその環境を明らかにするために重要な役割を果たすと期待される。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イメージング質量分析による約27億年前の堆積岩中のバイオ マーカーマッピング2021

    • 著者名/発表者名
      齋藤大樹, 山口耕生, 井尻 暁, 奥村知世
    • 学会等名
      日本地質学会第128年学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2023-01-30  

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