• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

皮膚乾燥現象における温湿度の短期的・長期的影響の理論的解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K18892
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分23:建築学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

後藤 伴延  東北大学, 工学研究科, 准教授 (20386907)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワード皮膚乾燥 / 低湿度 / 温湿度環境 / 皮膚含水率 / 経皮水分損失量 / 角層 / 乾燥感 / 建築環境・設備
研究成果の概要

短期的(一時的)な温湿度環境曝露による皮膚への影響として,室内絶対湿度が高い条件だけでなく,室内温度が高い条件でも皮膚含水率が高くなることを明らかにした。温度上昇に伴う皮膚含水率の上昇については,角層における水分の拡散係数がアレニウスの関係によって増大するためと推定された。一方,長期的(日常的・継続的)な温湿度環境曝露による影響として,夏から冬へかけて皮膚含水率が低下することを明らかにするとともに,この現象が角層平衡含水率の長期的変化によるものであることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

温湿度環境による皮膚乾燥への影響に関しては,従来,理論的解明が不十分であったが,本研究によって,短期的影響と長期的影響の2つのメカニズムによって説明できることが明らかになった。そのメカニズムに基づけば,皮膚乾燥防止の観点からは,室温が高ければ室内湿度下限値を緩和し得ることや,夏と冬の室内湿度下限値が同一である必要が無いことが推定される。このように,室内湿度基準の改正や明確化に寄与する知見が得られたことの意義は大きい。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 短期的・長期的な温湿度環境曝露による皮膚乾燥メカニズムに関する検討2020

    • 著者名/発表者名
      我孫子太一,八島唯,松橋佳菜未,高木理恵,後藤伴延
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 室内温湿度および季節変化が皮膚乾燥に及ぼす影響に関する被験者実験2019

    • 著者名/発表者名
      我孫子太一,八島唯,高木理恵,後藤伴延
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi