研究課題/領域番号 |
18K18902
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 考一 金沢工業大学, 建築学部, 教授 (40298253)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | モジュール / 工事組織編成 / 木質系面材 / 規格サッシ / エンジニアリングサポート / メーターモジュール / 品質確保 / 生産プロセス / プランニングモジュール / 工事組織 / 規格寸法 |
研究成果の概要 |
本研究では、大規模耐火木造の設計、施工及び部材供給段階に内在する主要課題の解決に向けた調査・検討を行い、五つの成果を得た。第一に、大規模耐火木造に適したプランニングモジュールを用途や構法別に明らかにした。第二に、大規模耐火木造に工務店や住宅メーカーが躯体サブコンとして参画する工事組織モデルを提案した。第三に、大規模耐火木造に対する規格サッシの適合性を明らかにした。第四に、構造用合板とCLTに関する生産・流通状況の現状を明らかにした。最後に、提案した工事組織モデルの実現に向け、工務店向けエンジニアリングサポートWebのデモ版を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって大規模耐火木造の全体的動向を把握する調査が初めて実施された。こうした取り組みよって得られた成果には、次の五つの意義がある:①大規模耐火木造に軸組構法を用いる場合とツーバイフォー構法を用いる場合の両方について、設計上の課題が明確化された。②大規模耐火木造を促進するための新しい工事組織モデルが示され、こうした工事のあり方が今後の建築市場に果たしうる役割が明確化された。③大規模耐火木造の開口部周りについて今後の開発課題が抽出された。④定尺幅1M合板の普及に向けた提言が取りまとめられた。⑤工務店の基礎的エンジニアリング力を底上げするWebツールの実装に目処が付いた。
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