研究課題/領域番号 |
18K18907
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
安藤 晃 東北大学, 工学研究科, 教授 (90182998)
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研究分担者 |
高橋 和貴 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80451491)
小室 淳史 東北大学, 工学研究科, 助教 (70733137)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 電気推進 / CubeSat / スパッタリング / 小型衛星 / Cubesat |
研究成果の概要 |
本研究では,スパッタリング現象によって金属材料を効率よく放出することで推力を発生する,新規電気推進方式の原理実証を行うことに成功した.ここでは,発生する推力がターゲット材料によって大きく変化することが確認され,この変化は材料固有の特性であるスパッタリング率によって説明可能であることが示された.また,プラズマ計測を実施した結果,荷電粒子によって発生しうる推力は,実際に計測された推力よりも十分小さく,無視できることが示された.したがって,スパッタリング現象による推力発生が実証された.さらに小型推進機開発を目指して,セシウムプラズマによるスパッタリング法に関する実験を展開した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小型衛星の開発は,宇宙開発を活発化するとともに,宇宙開発産業を開拓していく重要な技術である.特に,衛星への推進系の搭載は大きな課題であり,精力的な研究開発が進められている.本研究ではスパッタリングによる推力発生という新概念を原理実証したため,宇宙工学の観点での学術的意義が大きいといえる.また小型衛星向けに複数種の推進方式を提供することは社会的な意義が大きく,本研究はその一助となるものである.
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