研究課題/領域番号 |
18K18937
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
田原 正樹 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (80610146)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | マルテンサイト変態 / 形状記憶合金 / 超弾性 / 形状記憶効果 / ドメイン組織 / ドメイン構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、不純物元素による臨界現象を利用して応力ヒステリシスが極めて小さい超弾性合金の創成を目指すものである。本研究では多くの元素に対して固溶限界濃度が大きいチタン系合金を利用して実験を行った。その結果、侵入型不純物原子(酸素や窒素)を添加したチタン合金では応力ヒステリシスが10MPa程度まで小さくなることを見出した。これらの合金では応力誘起マルテンサイト変態に従来とは異なるユニークな挙動が現れることが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超弾性材料における応力ヒステリシス低減は実用上非常に有用であることから、これまでに様々な取り組みが行われてきた。本研究では意図的に不純物を添加することにより、本来は一次相変態である応力誘起マルテンサイト変態を二次相変態的挙動へと変化させることを目指した。このような取り組みはこれまでにほとんど行われておらず、本研究の成果は高い学術的価値を有するものと考える。また、今後の展開により新たな機能性材料の創出につながる成果も得られており、社会的意義も大きい。
|