研究課題/領域番号 |
18K19041
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加納 純也 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (40271978)
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研究分担者 |
篠田 弘造 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (10311549)
石原 真吾 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (40760301)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | メカノケミカル / シミュレーション |
研究成果の概要 |
天然鉱石からの不純物除去を目指し、粉砕操作によるメカノケミカル効果を利用した分離プロセスの開発を行った。ボールミル粉砕における粉砕条件を最適化し、乾式粉砕と湿式粉砕の組み合わせにより高効率にヒ素を銅鉱石から分離可能な手法を開発した。鉱石中のヒ素は粉砕を行うことで硫化物から酸化物へと変化し、水に溶出しやすくなることで水洗により分離することが可能となった。乾式粉砕では鉱石表面近傍の酸化を、湿式粉砕では鉱石内部の酸化を進行させる効果があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然鉱石から高効率に不純物質を取り除く技術が開発されることで、国内での資源価格の低下や、それに付随する工業製品の生産性の増加が見込まれ、人々の生活を豊かにする効果が期待される。学術的には、粉砕によるメカノケミカル反応の進行過程が明らかとなり、当技術を用いた物理化学的な反応プロセスの高度化につながると予想される。
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