研究課題/領域番号 |
18K19090
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐藤 記一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (50321906)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | マイクロ流体デバイス / 臓器モデル / 腎臓 / 腎モデル / 糸球体 / バイオアッセイ |
研究成果の概要 |
腎臓の糸球体は血液から原尿を濾過する重要な役割を担っており、この濾過障壁はポドサイト、基底膜、糸球体内皮細胞から構成されている。本研究ではマイクロ流体デバイス上に糸球体モデルを構築することを試みた。ポリジメチルシロキサン(PDMS)とメンブレンフィルターを用いて作製したデバイス内で、健常ヒトポドサイト細胞株および健常ヒト糸球体内皮細胞株を培養する条件を確立した。さらに、疾患因子の添加により疾患モデルの構築を実現し、細胞の観察と透過性試験により正常モデルとの比較を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物実験削減が推奨される中、臓器モデルやその疾病モデルは病態解析や創薬のための強力な分析ツールとして期待され、様々な臓器や組織のモデルの開発が注目されている。開発したシステムが実用化できれば腎疾患に関する治療・創薬研究の発展に大いに貢献できるものと期待され、さらには血管や消化管など、生体内のさまざまな管腔における物質透過性やその疾病に関するモデルへの幅広い応用が期待される。
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