研究課題/領域番号 |
18K19094
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 (2021) 京都大学 (2019-2020) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
坂本 良太 東北大学, 理学研究科, 教授 (80453843)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ナノワイヤ / ジピリン / 亜鉛 / 励起子移動 / 亜鉛錯体 / 発光 / 分子性 / 金属錯体 / SPM / 光物性 / AFM |
研究成果の概要 |
二種類のジピリン架橋配位子を用いたヘテロナノワイヤを合成した.AFM観察や分光測定を含めた多角的な解析からナノワイヤ内の非対称構造を明らかにするとともに,ナノワイヤの蛍光効率を向上させることに成功した.また,光電変換可能波長の拡張も達成した.さらに,ワイヤ内の高速励起子の存在を,定常蛍光分光と数値シミュレーションにより実証する新たな方法論を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一次元ポリマーの単一分子鎖(分子ナノワイヤ)は金属・半導体ナノ材料よりも更に微小な,究極のナノ材料となりうる.加えて,非対称構造という観点では,ランダム・ブロック・交互共重合など,様々なヘテロ構造の構築法や,らせん構造の構築法が確立されている.しかしながら,ポリマー鎖1本1本の単離に課題を残す上に,そのヘテロ・らせん構造を可視化した例は存在しない.本研究では,大気下AFMを用いた分子ナノワイヤのヘテロ構造の可視化への道筋を示した点に学術的意義が存在する.また,本研究によって非対称構造の導入が分子ナノワイヤの機能向上に有効な戦略であることが実証され,分子ナノワイヤの産業実装が今後期待される.
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