研究課題/領域番号 |
18K19097
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
北川 慎也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50335080)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | HPLC / 超低温 / 固定相 / 液体クロマトグラフィー / 保持挙動 / 分岐鎖アルカン / カラム |
研究成果の概要 |
超低温場の分離分析手法である超低温HPLCの分離性能改善のために、保持挙動の解明・新規固定相の開発を行った。種々の直鎖アルキル鎖修飾固定相を用いて検討を行ったところ、超低温HPLCにおける保持挙動はHPLCよりもGCに近いことが分かった。別途、分岐オクタンの保持が超低温HPLCでは特異的に小さくなることを見出したことから、分岐鎖アルカンを用いる新規固定相を開発した。この固定相では、GCではなくHPLCに近い保持挙動を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温度は物質の物理的・化学的性質を支配する重要な因子である。そのため、これまで高温から極低温までの幅広い温度範囲での、様々な物性値の測定方法が開発されてきた。分離分析に関しては、超低温下でのガスクロマトグラフィー(GC)分離が報告されているが、分析可能な化学種は永久気体などに限られている。我々は、汎用性の高い超低温場での分離分析手法として超低温HPLCの開発を行っている。今回の研究成果は、超低温HPLCの実用化における課題である分離性能改善を実現すための重要な一歩である。
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