研究課題
挑戦的研究(萌芽)
原子間力顕微鏡とラマン分光光度計を組みあわせることにより分子構造や分子間相互作用に関して豊富な情報をもたらし、高速・高空間分解能で分子イメージングが可能な顕微分光システムを試作し、高分子材料の微細な構造や配向の解析に応用した。高分子やその複合材料の結晶において組成分布、分子配向、分子間の相互作用を解析し、結晶形成の過程を明らかにした。
高分子材料が医療からエレクトロニクスまで多方面で利用されている今日、その微細構造を可視化すると同時に組成分布や分子配向、分子間の相互作用を解析する技術の高度化が求められている。ラマン散乱光を用いる方法は試料に優しく、しかもそのスペクトルは分子構造に関する豊富な情報をもたらす。通常のラマン散乱は強度が低いために長時間の測定を要するという欠点を克服した本方法は、高い汎用性と拡張性を持ち、波及効果は大きいと考えられる。
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