研究課題/領域番号 |
18K19113
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
浦山 健治 京都工芸繊維大学, 材料化学系, 教授 (20263147)
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研究分担者 |
鈴木 大介 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (90547019)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高分子ゲル / ゲル微粒子 / コンポジットゲル / 高分子レオロジー / 高分子力学物性 / ゲル / 温度応答性 / 微粒子 / ペースト / 力学 / レオロジー |
研究成果の概要 |
温度応答性ゲル微粒子を超高密充填した高分子ゲルコンポジットを作製し,ゲルの強靭化と高速応答化を検討した。コンポジットに内包するゲル微粒子濃厚ペーストのレオロジー特性と温度応答特性を明らかにした。この知見をもとにゲルコンポジットを合成し,ゲル微粒子の超高密充填状態に由来する弾性率の顕著な増加を確認した。また,温度応答性のバルクゲルでは収縮過程において表面スキン層の形成による収縮速度の低下がみられるのに対し,ゲル表面が非温度応答性高分子から成るゲルコンポジットでは内包するゲル微粒子に由来する温度応答性を示しながらも表面スキン層を形成せず,収縮相でも膨潤相と類似のキネティクスを生じることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲル微粒子をゲルに内包させたコンポジットゲルは過去に報告されているが,その充填率は高々40%程度であった。本研究は,微粒子どうしの接触によって変形するほど超高密充填したコンポジットゲルを創成した。超高密充填により,既往研究では見られていなかった顕著な力学補強効果と温度応答性の特異性を見出した。
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