研究課題/領域番号 |
18K19159
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
奥山 正幸 北海道大学, 農学研究院, 講師 (00344490)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | L系列糖質 / オリゴ糖 / L-グリコシダーゼ / L-オリゴ糖 / 基質特異性 / L-グルコシド加水分解酵素 |
研究成果の概要 |
天然の多くの糖質はD体により構成されているが,L体の単糖ならびにオリゴ糖が存在していても理論的にはおかしくないという背景のもと研究を開始した.既存酵素に新しいL-グリコシドに対する特異性を発見し,また新奇L-グリコシド特異性を有する酵素を配列データベースより取得することに成功した.またこれらL-グリコシダーゼを用いたL体の糖質からなるオリゴ糖や,D体とL体が混在したオリゴ糖を合成することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然に新規L-グリコシダーゼを発見した本研究は,既存のL-フコシドやL-ラムノシドに加えて新しいL-グリコシドが天然に存在することを示唆するものである.新しい研究分野として今後発展させていきたいと考えている. オリゴ糖や希少糖といわれる糖質には,腸内フローラを整えるなど,いわゆるプロビオティクス効果を有するものが数多く存在する.今回合成することに成功したL体糖質からなるオリゴ糖にもこれら効果が期待され,来る我が国の高齢化社会に向けて,あたらしい健康素材を提供する可能性を有していると考えている.
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