研究課題/領域番号 |
18K19251
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
清水 博幸 日本工業大学, 基幹工学部, 准教授 (40337514)
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研究分担者 |
平栗 健史 日本工業大学, 基幹工学部, 教授 (90582817)
木許 雅則 日本工業大学, 基幹工学部, 准教授 (80315126)
大田 健紘 日本工業大学, 基幹工学部, 助教 (50511911)
進藤 卓也 日本工業大学, 基幹工学部, 助教 (90749110)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | シイタケ / 音圧 / インパルス電圧 / 衝撃波 / シイタケ栽培 / 振動 / 椎茸栽培 / 椎茸 / 栽培促進技術 / 雷撃 |
研究成果の概要 |
落雷が多く発生するとシイタケが多く発生することは、農家では経験的に知られていた。しかし、榾木へ直撃するすることは稀である。本研究では、落雷時に発生する衝撃波(音圧)に着目し、音圧刺激を榾木に印加することによるシイタケ子実体の発生への影響について検討を行った。 その結果、榾木への直接的な雷撃に拠らず、雷撃時の音圧刺激がシイタケの子実体の発生増加に影響を及ぼすこと明らかにした。雷撃時に発生する音圧刺激をスピーカで再現し、シイタケの子実体の増産効果についても調査したところ、榾木については、ある程度の音圧が加わることで、子実体の発生が促進されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シイタケ子実体の成長の促進に寄与する要因には電気的刺激や打木による物理的刺激等、種々のものがある。本研究では、雷撃実験および音響実験の結果より、原木へ発生刺激として衝撃波のようなある程度の大きさの音圧刺激を与えることにより、子実体の増産に効果を及ぼすことを示した。 この結果から、雷撃時に発生する音を収録してスピーカで再現し、音圧刺激を発生するシステムを構築した。これを用いることにより、広い範囲に効率的に音圧刺激を与えることができるため、安価で省力的なシイタケ栽培促進・発生抑制システムの確立が期待される。
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