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HLA分子を介した免疫系を撹乱する薬物の新規同定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K19278
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

前仲 勝実  北海道大学, 薬学研究院, 教授 (10322752)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードHLA / 薬剤副作用 / 免役応答 / 薬剤過敏症 / タンパク質 / スクリーニング / 創薬 / 免疫応答 / 薬物副作用 / 蛋白質 / 免疫制御 / 物理化学解析
研究成果の概要

人類共通のHLA-Gを例として、代表者等が構築したHLAタンパク質を用いたスクリーニング法により実施した既存薬スクリーニングの結果を受けて、疾患との関連が予想できる結合候補薬剤に着目した。この結合候補薬剤についてin vitroで調製したHLA-Gとの複合体を用いた質量分析法による解析により、候補薬剤とHLA-Gタンパク質との結合を実証することに成功した。
他方、薬剤過敏症と関連するHLAと薬剤の結合や提示されるペプチドパターンの変化が分子レベルで明らかにされている抗HIV薬・アバカビルとHLA-B*57:01多型について、我々のスクリーニング法を適用したところ、両者の結合を示唆する成果を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

HLA分子を介して薬剤副作用を誘発する薬物を見出すための本研究のアプローチは、従来のコホート研究と異なって全く新しい試みであり、これまで、早期発見・対処しか手の施しようがなかった薬剤過敏症症候群に対して有効な予防の指針を与えると期待できる。代表者等が構築したスクリーニング方法により、薬剤過敏症と関連するHLAと薬剤の結合等が既に明らかにされている抗HIV薬・アバカビルとHLA-B*57:01との結合が判定できたことや他のHLAにて複数の結合候補薬剤を判別できたことは非常に意義深い。本スクリーニング法を最適化し汎用性を高めることで、創薬における安全性評価に貢献し、幅広く波及する成果となりうる。

報告書

(2件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [国際共同研究] University of Oxford(英国)

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] HLA 分子と相互作用する薬剤の新規判別法の確立2018

    • 著者名/発表者名
      山田沙耶、可野 巧、田所 高志、市川 聡、松田 彰、野村 尚生、黒木 喜美子、 前仲 勝実
    • 学会等名
      第13回日本ケミカルバイオロジー学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [備考] http://convallaria.pharm.hokudai.ac.jp/bunshi/

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [備考] https://www.facebook.com/bunshi.hokudai/

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2025-01-30  

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