研究課題/領域番号 |
18K19340
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
内村 有邦 大阪大学, 生命機能研究科, 招へい教員 (20513063)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 突然変異 / 次世代シーケンサー / 細胞系譜 / モザイク変異 / 胚発生 / マウス |
研究成果の概要 |
多細胞生物の生体システムを理解する上では、発生段階からの細胞の系譜を理解することが重要である。本研究では、マウス成体の組織試料に対して全ゲノムシーケンシングを行い、初期発生期の細胞分裂とともに自然発生する変異(組織中ではモザイク状態の変異として観察される)を正確に捉え、組織中での変異の存在頻度を数理モデルにより解析することで、生体試料を直接シーケンシングするだけで「初期発生期の細胞系譜を解析できる方法論」の開発に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発に成功した「細胞系譜の解析技術」は、既存の方法に比べて、大きな優位性をもつが、シーケンシング時のカバレッジを増加させれば、さらに詳細な細胞系譜図の構築が可能になる。また、遺伝子組み換え技術を必要としないため、ヒト検体でも、すぐに応用可能な方法論である。医学研究も含めて、今後の生命科学の様々な領域で活用されていくと考えられる技術であり、学術的にも社会的にも意義の大きい研究だと考えられる。
|