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パラ水素誘起分極13C MRIによる細胞死の非侵襲的イメージング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K19385
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

松元 慎吾  北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (90741041)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワード細胞死 / 超偏極13C MRI / 代謝イメージング / 安定同位体PETイメージング / MRI / 核偏極 / 分子イメージング / 代謝
研究成果の概要

炎症性疾患、外傷、虚血や梗塞など多くの疾患において、その重症度を評価する最も端的かつ合理的な指標は“どれだけの細胞が死んでいるのか”である。治療の観点からは、例えば脳梗塞時にどれだけの神経細胞を死から救えたか、あるいは逆に抗癌治療によりどれだけ多くの癌細胞を殺せたのか、が治療効率の判断基準となる。本研究では、パラ水素誘起偏極法により13C標識細胞死プローブの核磁気共鳴画像(MRI)信号強度を10万倍以上励起することに成功した。この励起した13C標識プローブのMRI撮像により、細胞死に特定的に見られる代謝変化を標的に、体内で起こる細胞死を非侵襲的にイメージングする技術を開発した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

超偏極13C MRIは安定同位体の検出感度を一時的に数万倍に増幅することで、核医学検査のような分子イメージング診断を被曝の無いMRIで実施することを可能にする次世代の画像診断技術として注目され、既にがんや心疾患を対象に千人規模の臨床試験が進められている。本研究により、現行の動的核偏極(DNP)法に比べ臨床初期コストが10分の1へ抑制できることが見込まれるパラ水素誘起偏極法による細胞死イメージングの実用化の目処が立ったことは、超偏極13C MRIで診断できる対象疾患を広げるとともに、一般病院への普及の促進に繋がる成果である。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] パラ水素誘起偏極法によるINEPT型13C NMR計測手法の開発2019

    • 著者名/発表者名
      友広 潤志、StwwartJ Neil、 平田 拓、 松元 慎吾
    • 学会等名
      第58回 NMR討論会(2019)
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

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