研究課題/領域番号 |
18K19402
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堀 雄一郎 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (00444563)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | Chemical Nucleomics / dCas9 / TALE / PYP / Hybrid probe / ハイブリッドプローブ / ゲノム / DNA結合タンパク質 / ラベル化 / ゲノム配列 / 核酸結合色素 / Zinc finger / 4Dケミカルヌクレオミクス / ゲノム編集技術 |
研究成果の概要 |
本研究では、ゲノム動態を可視化する4Dヌクレオーム解析の基盤ツールを開発することを目的として、標的DNA配列を蛍光検出する技術を開発した。そのために、独自のタンパク質ラベル化技術を用い、ゲノム編集に用いられるDNA結合タンパク質と合成核酸結合色素からなるハイブリッドプローブを構築した。このハイブリッドプローブは、標的とするテロメアDNA配列に結合し、蛍光強度を上昇させる機能を持つことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛍光タンパク質を用いたDNA配列の検出技術は、バックグラウンドシグナルの大きなものであるが、本研究のハイブリッドプローブは、DNAへの結合に伴い蛍光強度が増大するため、より高精度に検出できる。DNAの高精度な検出をもとにした4Dヌクレオソーム解析は、ゲノム動態を精密に明らかにすることでき、遺伝子発現制御や疾病発症のメカニズムの解明に繋がる。この観点から、本研究では、ゲノム動態解明のための基盤ツールの開発に成功しており、生命科学や医学の発展に貢献するといえる。
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