研究課題/領域番号 |
18K19405
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 健一 九州大学, 薬学研究院, 教授 (60346806)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 脂質 / フェロトーシス / 薬学 / 細胞死 / スクリーニング |
研究成果の概要 |
近年、新しい細胞死としてフェロトーシスが注目されているが、その発生部位などは未だ明らかにされていない。そこで、本研究では、フェロトーシスの誘導に脂質ラジカルが関与していることを明らかにすることと目的とした。その結果、脂質ラジカルがフェロトーシス誘導時に細胞膜や小胞体などに局在していることがわかった。さらに、細胞間フェロトーシスの感受性差を説明できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フェロトーシスは、全く新しい細胞死形態であるため、その原因やメカニズムはほとんど分かっていない。本研究結果から、フェロトーシスの生成部位を明確にし、細胞間での感受性差も説明できる可能性を示した。このことは、新しい細胞死フェロトーシスの本質に迫っているのは間違いなく、「酸化脂質(脂質ラジカル)が単なる酸化副生成物ではなく、生体機能維持に極めて重要である」との新たな学理の発見とともに、創薬研究等への発展も期待できると考えている。
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