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疎水性短冊形分子の水溶性ナノカプセル封入新手法:蛋白質の動的核偏極NMRへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K19408
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

樋口 恒彦  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (50173159)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードシクロデキストリン / 動的核偏極 / ペンタセン / 包接 / NMR / 水溶化 / 平衡反応 / NMR構造解析 / 迅速測定 / 動的核偏極NMR / タンパク質 / 動的コバレントケミストリー / イメージング
研究成果の概要

本研究は、優れた分子構造の解析法であるが感度は低いNMR分光法の感度を飛躍的に高める新しい手法である動的超偏極法(DNP)を、タンパク質など水溶性生体分子の分析に生かせるようにするための取り組みである。具体的にはDNPに有用であるが極めて疎水的な分子ペンタセン(Pc)を、複数のグルコースが環状化したシクロデキストリン(CyD)の誘導体を設計・合成して包接させる検討を行った。その結果、Pcの疎水表面を包み込むサイズを有し、表面を親水基だけとすることのできる、2つのCyDを架橋した分子の合成に成功した。さらに、PcとCyDとの間で共有結合を形成して水溶性となる分子の合成を試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

動的超偏極法(DNP)は、核磁気共鳴分光法(NMR)の欠点である測定感度の低さを大きく補う優れた手法である。ただし、DNPの促進に優れた機能を有するペンタセンは極度に疎水的であるため、測定に時間のかかるタンパク質などの水溶性分子には応用できなかった。このペンタセンを水溶化して上記目的にかなわせるために、ペンタセンの形状分子の包接に適した内腔を有する水溶性分子の合成を行った。今後この分子に適したペンタセン誘導体を包接させることで、タンパク質などの構造解析の大幅効率化に寄与することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2025-01-30  

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