研究課題/領域番号 |
18K19427
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古川 貴久 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (50260609)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 黄斑 / 中心窩 / 網膜 / キンカチョウ / 視覚 / 細胞形態 |
研究成果の概要 |
我々の高精度の視覚が成立するためには、網膜の黄斑の中心に形成される窪み構造である中心窩が重要な役割を果たしている。中心窩の異常は、加齢黄斑変性やスターガルト病といった網膜変性疾患による重篤な視覚障害や失明につながることが知られている。しかしながら、中心窩の発生や形成の分子メカニズムはほとんど分かっていない。キンカチョウは今まで謎であった中心窩形成の研究に優れたモデルとなることが示された。さらに、中心窩形成に関わる遺伝子の一つとして、中心窩周辺領域のグリア細胞に発現する細胞形態の制御因子を同定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の高精度の視覚が成立するためには、網膜の黄斑の中心に形成される窪み構造である中心窩が重要な役割を果たしている。本成果は、今まで未解明であった、中心窩の発生の分子メカニズムの一端を明らかにするとともに、黄斑変性やスターガルト病といった失明につながるヒト網膜変性疾患の診断法や治療技術の開発の基盤となると期待される。
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