研究課題/領域番号 |
18K19428
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡村 康司 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80201987)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 膜電位 / イノシトールリン脂質 / アフリカツメガエル |
研究成果の概要 |
アフリカツメガエル卵母細胞に内在する新規膜電位感受性イノシトールリン脂質代謝酵素のシグナル機構について、電気生理学的手法と蛍光タンパク質のイノシトールリン脂質センサーの蛍光測定法を組み合わせ、アカハライモリ卵母細胞と対照して解析をおこなった。その結果、アフリカツメガエル卵母細胞に内在する新規の機構は、既知のタンパク質、とりわけVSPとは異なるシグナル伝達を示すことが示された。また、外来性に導入したVSPの場合とは異なる細胞内局在をとっている可能性も示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物において電気信号を化学信号に変換する分子機構は従来知られてきた分子に限定されず多様であることが判明した。今後生物種間のゲノム情報の比較により分子実体の解明に迫ることで、我々ヒトを含む脊椎動物の体制における電気化学連関の分子機構の原理と多様性の深い理解に繋がる。また、細胞機能の電気的制御などを通じてティシュエンジアリングなど生物工学的応用に繋がる可能性がある。
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