研究課題/領域番号 |
18K19449
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 (2020) 大阪大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
本田 知之 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (80402676)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | レトロエレメント / ウイルス / LINE-1 / 内在性レトロウイルス / 免疫 |
研究成果の概要 |
本研究では、レトロエレメント-宿主間相互作用の生物学的意義の解明を試みた。レトロエレメントのうち、内在性ボルナウイルス配列は抗ボルナウイルス活性を、内在性レトロウイルスは自然免疫を、レトロトランスポゾンLINE-1は細胞増殖を、それぞれ制御することを見出した。がんウイルスは、レトロエレメント-宿主間相互作用を破壊し、LINE-1の転移活性を亢進させることでがんを発生する可能性を見出した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、レトロエレメント-宿主間相互作用が様々な細胞現象を制御することを実証したものであった。今後、さらなるレトロエレメント-宿主間相互作用研究が必要であることは明らかであり、その基盤構築が達成できた。またレトロエレメント-宿主間相互作用の破綻ががんなどの病態を引き起こすことも明らかとなった。レトロエレメント-宿主間相互作用に着目することで、原因不明病態の解明や様々な病態の新しい治療法を提案できる可能性が考えられた。
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