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がん特異的タンパク立体構造を標的としたCAR-T細胞療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K19477
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

保仙 直毅  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10456923)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワードCAR T細胞療法 / 多発性骨髄腫 / CAR T細胞 / がん / 免疫療法
研究成果の概要

乳がんにおいて高発現しており、構造変化を起こすことがわかっている細胞膜蛋白質であるインテグリンαvβ6を標的とした。まず、インテグリンβ6ノックアウトマウスをBalb/cバックグラウンドで作製した。ヒトインテグリンαvβ6を強制発現させたマウス由来細胞を抗原としてインテグリンβ6ノックアウトマウスを免疫し、モノクローナル抗体を多数作製した。それらの中から、ヒト、マウス両方のインテグリンαvβ6に結合する抗体を7クローン同定した。単離した7つの抗体を元にCAR T細胞を作製した。それらは、in vivoにおいてマウス正常組織を傷害しなかったが、有意な抗腫瘍効果を示すものも得られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果からインテグリンαvβ6のような正常組織にも発現している蛋白質を標的としてCAR T細胞を作製しても必ずしも正常組織を傷害しないことは明らかである。一方で、抗腫瘍効果も得られていなかった。我々はこの結果から考えて、臨床応用可能なCAR T細胞を開発するためには、やはり、特に標的蛋白質を絞らないで地道にがん特異性の高い抗体/抗原を探索するしかないと思い直し、様々ながんに対するモノクローナル抗体ライブラリーの作製とその中からのがん特異的抗体の単離を進めており、良いものが取れれば、それに焦点を当てて、次のステップへと進むことにしている。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Development of new CAR T cell therapies2019

    • 著者名/発表者名
      保仙 直毅
    • 学会等名
      第78回日本癌学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2021-02-19  

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