研究課題/領域番号 |
18K19480
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分50:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
伊藤 隆明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70168392)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 小細胞肺癌 / マウスモデル / オルガノイド / 単離上皮 / オルガノイド発癌 / 神経内分泌分化 / Ascl1 / Rb1 / Notchシグナル / マウス胎仔肺 / 器官培養 / Rb1変異 / p53変異 / Notchシグナル不活化 / GEMM / 胎仔肺 |
研究成果の概要 |
私達は、Tp53KO, Rb1KO,およびNotchシグナル不活化によるマウス小細胞肺癌in vivoモデルを確立し、そのマウス胎仔期気道上皮を単離し、Matrigel内に包埋し、器官培養を試み、オルガノイド肺癌モデルの作成を試みた。器官培養下で、おおよそ培養開始から100日頃、増殖性の上皮性変化を認めた。さらに200日以上培養すると、接着性を示す細胞から、浮遊系の細胞まで、様々な腫瘍細胞が、培地内で、増殖した。これら細胞を、免疫不全マウス皮下に投与し、組織像を解析した。これらの組織像は、腺癌、扁平上皮癌などとともに、小細胞肺癌も認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私達は、Tp53KO, Rb1KO,Notchシグナル不活化による新たな小細胞肺癌マウスモデルを作成し、さらに、このマウスの胎仔肺上皮から、in vitroでの小細胞肺癌発生モデルの開発にも成功した。このことは、この難治性の腫瘍の発生過程を試験管内で再現でき、この腫瘍の発生過程の研究、また、予防、治療、などへと発展できる研究モデルを開発したことになり、学術的にも社会的にも有意義な成果といえる。
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