研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究ではミトコンドリア機構活性作用をもつ新規long non-coding RNA CELR-Xの標的分子の同定とその分子機構を明らかにした。また、ヒトオルソログ候補lncRNA遺伝子を同定し、in vivoで機能解析を行うため、全身過剰発現マウスを作製した。さらにアデノ随伴ウィルスを用いてミトコンドリア機構活性化作用をもつCELR-Xを強制発現させて加齢に伴う老化表現抑制の検討を進めた。
超高齢社会を迎えた本邦において老化関連疾患に対する対策が急務となっており、近年、ミトコンドリアの機能低下と老化関連疾患との関連が注目されている。本研究ではミトコンドリア機能活性化を有する新規長鎖ノンコーディングRNAであるCELR-Xの標的分子の同定と分子機構の解明、さらにヒトオルソログ候補遺伝子を同定した。本研究がミトコンドリア機能不全に起因する老化関連疾患の分子病態解明の基盤となれば、心不全、サルコペニアなどの老化関連疾患の新規治療法や予防法となりうる可能性もあり、社会的貢献度は極めて高いと言える。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
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