研究課題/領域番号 |
18K19544
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中神 啓徳 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (20325369)
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研究分担者 |
樂木 宏実 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20252679)
杉本 研 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20437403)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 糖鎖 / 抗体 / 老化 / 慢性炎症 / 加齢 |
研究成果の概要 |
本研究は、IgGなどの生体内機能分子の糖鎖修飾が加齢にともなう慢性炎症病態にどのような影響があるかをマウスモデルおよびヒト臨床検体を用いて検証することを目的とする。マウスに3か月間高脂肪食を付加したモデルを作成し、若年マウスと高齢マウス、高脂肪食負荷マウスの血清を採血してIgG糖鎖分析を行った。 結果、若年マウスに比べて高齢マウスではバイセクト糖鎖が増える傾向にあったが、高脂肪食負荷ではそれほど大きな違いは見いだせなかった。また、バイセクト糖鎖以外にもgalactoseやFrucoseなどの修飾も増える傾向が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳心血管病、慢性腎臓病など多くの慢性炎症が関与する疾患において、加齢は強力かつオールマイティーな危険因子である。加齢とともに緩やかに進行する慢性炎症のメカニズムの解明の一つとして糖鎖修飾が着目されている。 健康寿命延伸のためには、より臨床的な精度の良い老化バイオマーカーが求められており、今回の研究はIgG糖鎖解析により老化バイオマーカーを探索するものである。今後の臨床研究での解析結果が期待される。
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