研究課題/領域番号 |
18K19579
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮川 周士 大阪大学, 微生物病研究所, 招へい研究員 (90273648)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | PERV-C / CRISPR/Cas3 / ブタ繊維芽細胞 / PERV / ブタ線維芽細胞 / Dol-P-Man / CRISPR / ブタ内在性レトロウイルス / 再生医療 / バイオ人工臓器 / ノックアウト |
研究成果の概要 |
新法CRISPR/Cas3のブタ細胞への応用を目指し、代表的遺伝子Gal-T(GGTA1)を用い、2か所にsiteを設定し、ブタ線維芽細胞を用いてknockoutを試みた。pX-Cascade、BPNLS-hCas3、pBS-U6-crRNAを同時に導入し、Sequenceでdelを確認した。H-D抗原(CMAH)に対しても2か所のCas3-crRNAを作出した。次に、PERV制御のためにdolichyl P-mannosidase用のCas3-crRNAも作出した。PERV-Cの直接KOを考え、A/CキメラのenvのTM側にCas3-crRNAを作成し、ブタ細胞での効果を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特許が障害となっているCRISPR/Cas9法ではなく、日本発の新法であるCRISPR/Cas3法がブタの細胞でも有効であることが証明された。また、ブタPERVのKOに関しても、この方法が利用できることが期待される。 これにより、PERV感染の可能性の少ないブタが作出され、再生医療やバイオ人工臓器に使われれば、現実の医療を変える効果が期待できる。
|