研究課題/領域番号 |
18K19598
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西山 博之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20324642)
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研究分担者 |
小島 崇宏 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40626892)
神鳥 周也 筑波大学, 医学医療系, 講師 (50707825)
高岡 栄一郎 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (50625340)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 感覚受容体 / 閉経モデル / BBN発癌モデル / 膀胱癌 / 膀胱機能障害 / 膀胱発癌 / ASIC / ENaC / 筋層浸潤膀胱癌 / 排尿障害モデル / AISC / ENac / 尿路上皮癌 / 閉経モデルマウス / ASIC/ENaC |
研究成果の概要 |
閉経に伴い、膀胱粘膜上皮におけるASICやENaCなどの感覚受容体の発現変化が生じることを閉経モデルマウスを用いて明らかにした。さらにこれら感覚受容体の発現変化が無髄C線維を介した膀胱機能障害と関連することを明らかにした。一方、マウスBBN発癌モデルを確立し経時的な膀胱発癌、浸潤、悪性化の過程を明らかにした。同時に、BBN投与によって膀胱におけるASIC1の発現変化が生じることを示した。また臨床検体を用いた検討からASIC1は膀胱癌の浸潤、予後に寄与する可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、閉経に伴い膀胱粘膜上皮における感覚受容体の発現変化が起こること、それら感覚受容体の発現変化が過活動膀胱などの膀胱機能障害に関連することが明らかになった。この成果は高齢者における膀胱機能障害の発症機序の解明や新規治療標的の開発に寄与するものと考える。さらに、本研究から膀胱発癌や悪性化と膀胱における感覚受容体の発現変化の関連性が見出された。膀胱における感覚受容体と膀胱発癌、悪性化を関連付けた報告はこれまでになく、本研究成果は膀胱癌の悪性化機序の解明、新規治療標的の開発に寄与するものと考えている。
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