研究課題/領域番号 |
18K19632
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
犬塚 博之 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (20335863)
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研究分担者 |
福本 敏 九州大学, 歯学研究院, 教授 (30264253)
齋藤 正寛 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40215562)
清水 康平 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (70727073)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | p75NTR / タンパク質分解 / 蛋白質分解 / 歯髄幹細胞 / 神経成長因子 |
研究成果の概要 |
歯科再生医療研究における質の高い歯髄再生には、歯髄における神経細胞および軸索の再生と誘導を介した歯髄感覚の再生が求められる。本研究では、歯髄における効率的な神経分化誘導法開発を目的として、神経細胞の分化・生存・軸索伸長の調節に重要な低親和性神経栄養因子受容体(p75 Neurotrophin Receptor: p75NTR)活性調節の分子基盤に着目した。本解析により翻訳後修飾を介したp75NTRタンパク質活性調節分子機序の一端が明らかとなり、知覚機能再生法の開発につながる有用な知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞マーカーおよび神経成長因子受容体として機能するp75NTRの活性調節分子機序を解析し受容体活性化の任意制御を試みることは、効率的な神経分化誘導法の開発に向けた有力なアプローチとなり得る。移植医療分野で応用が進む間葉系幹細胞移植は特に脊髄損傷や脳梗塞など神経変性疾患の分野で顕著な成績を上げていることから、本研究で得られた知見は、神経組織・知覚機能再生法開発の分子機序解明の手がかりとなる可能性を有している。
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