研究課題
挑戦的研究(萌芽)
I型コラーゲンは、骨の有機基質の90%以上を占める主要なタンパク質であり、2本のα1鎖と1本のα2鎖が3重コイルをつくる。α1鎖はCol1a1遺伝子、α2鎖はCol1a2遺伝子によってコードされている。Col1a1遺伝子では、転写開始点上流2.3 kbが骨芽細胞でのCol1a1発現制御領域であることが明らかにされている。しかし、その遺伝子発現がどのように制御されているかは、未だに明らかになっていない。我々は、Col1a1遺伝子の解析により、骨芽細胞分化のマスター転写因子であるRunx2がその発現制御に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
骨粗鬆症は国内だけでも1280万人おり、高齢化に伴いその数は年々増加している。しかし、長期間使える骨形成促進剤は存在しない。I型コラーゲンは、骨の大部分を占める重要な基質タンパク質であり、その発現制御機構の解明は、骨粗鬆症の治療薬の開発や、骨再生療法の開発に非常に重要である。したがって、今回その発現制御機構の一端を明らかにしたことは、今後その全容解明につながり学術的に重要であるのはもちろんであるが、骨形成促進剤の開発にも大きく貢献する。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 3件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)
PLOS Genet
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