研究課題/領域番号 |
18K19706
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
崔 范来 日本医科大学, 医学部, 助教 (60424751)
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研究分担者 |
金涌 佳雅 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (80465343)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 地理空間情報 / 異状死 / 空間疫学 / GIS |
研究成果の概要 |
法医実務での地理空間情報の取得が可能な入力システムを開発を実施し試行システムを実地で検証した。従来的データベースに,地理空間情報を結合させた「異状死GIS」の基盤技術を開発し、小地域分析の応用の可能性について検討を実施した。東京都区部異状死例の「死亡や急変、受傷の場所や時間に関する情報」を抽出し、異状死GISデータベースを完成させた。これらの結果から、年齢、死因ごとの異状死が、特定の地域等での集積を可視化させ、記述疫学的に特徴を把握できる可能性を確認した。小地域レベルを基準とした自殺や突然死などの死亡率データを算出し、空間疫学的解析を実施し、異状死の地域格差解析の基盤的技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果から、異状死の死体検案や法医解剖で、その地理空間情報を迅速かつ効果的に収集、蓄積する基本技術として活用できると期待される。また、これらの地理空間情報を、損傷、中毒、自殺あるいは突然死や孤立死の予防等の公衆衛生学的施策への応用・発展が期待できる。現在、死体検案、法医解剖の取り扱い数が増大する中で、多数の症例データをマクロ的に解析するための学術的基盤として本研究は位置づけることも可能である。
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