研究課題/領域番号 |
18K19725
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
室井 愛 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10709215)
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研究分担者 |
丸島 愛樹 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40722525)
鎌田 浩史 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60518801)
松下 明 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (80532481)
五月女 康作 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任助教 (80608795)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | concussion / autonomic nervous system / スポーツ関連脳振盪 / 自律神経障害 / 脳振盪 / スポーツ / fNIRS / 定量的瞳孔測定 / 安静時機能的MRI / resting-state fMRI / スポーツ脳振盪 / 脳振盪後遷延症状 / 微小出血 / 頭部外傷 / 酸化ストレス / 機能的MRI |
研究成果の概要 |
スポーツ関連脳振盪後に多角的な評価を行うことにより症状の重症化や遷延に寄与する因子の検討を行った。症状、詳細なMRI検査、バランス、眼球運動、高次機能などを評価する中で、自律神経障害が起こっていることが示唆された。自律神経の評価として心拍変動解析や瞳孔測定を評価項目として追加し、これらの異常が症状の重症度と相関していることを明らかにした。まためまいやふらつきなどの前庭動眼系の異常がより遷延しやすいことから、脳振盪後の機能障害部位として大脳半球だけでなく脳幹の機能異常があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳振盪、特にスポーツに関連する脳振盪は、軽症頭部外傷とされながらも繰り返すことにより症状が重症化したり遷延することで競技復帰が困難となることもあり社会的問題となっている。その病態は未だ明らかとなっておらず客観的な判断材料に乏しいのが現状である。当初は近赤外線分光法や安静時機能的MRIなどの高度な解析を要する評価方法を計画していたが、心拍解析や瞳孔測定などリアルタイムでより簡便な方法が確立されれば、脳振盪の診断や回復過程の有用な評価方法となることが期待される。
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