研究課題/領域番号 |
18K19778
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
三輪 忍 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90402940)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | プロセッサアーキテクチャ / CNFET / スタンダードセルライブラリ / シミュレーション / プロセッサ / アーキテクチャ / カーボンナノチューブ / コンピュータアーキテクチャ / ナノカーボン |
研究成果の概要 |
本研究課題の主要な成果は2つある.1つ目の研究成果は,先行研究で使用されていた実質的に非公開のCNFETプロセッサの開発環境に限りなく近い開発環境を再現できたことである.これにより,CNFETプロセッサ・アーキテクチャの開発と評価を行うことが可能となった.2つ目の研究成果は,上記の開発環境を用いて評価・分析を行うことにより,CNFET化によるプロセッサ内の各ユニットへの影響を世界で初めて明らかにしたことである.この評価・分析によって得られた知見は,今後CNFET向けにプロセッサ・アーキテクチャの最適化を行う上で重要な指針となることが期待される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CNFETはプロセッサの電力性能を大幅(最大約20倍)に改善できることを示すとともに,タイミング制約などのプロセッサの設計制約がCNFETを用いることで大幅に変化することが確認された.これらの研究成果はCNFETならびにCNFETプロセッサの実用化を後押しするものである.また,本研究課題の研究成果はプロセッサアーキテクチャをCNFET用に最適化する必要性を世界で初めて示したものであり,今後のプロセッサアーキテクチャ開発に大きな影響を与えることが予想される.
|