研究課題/領域番号 |
18K19789
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
森 達哉 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60708551)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | IoT / セキュリティ / アプリ / 音声 / プライバシー / 音声アシスタント / 音声認識 / 攻撃 / 機械学習 / Cyber deception |
研究成果の概要 |
本研究課題は、音声を入出力として利用する音声アシスタントシステムに固有なセキュリティ脅威の解明と、その対策技術の開発に取り組んだ。テーマの方向性として、(1) 音声アシスタントシステムに対する攻撃と(2) 音声アシスタントによる攻撃の2つがあり、その両方に取り組んだ。前者のテーマでは、 音声アシスタントシステムへのコマンドインジェクション攻撃を指向性スピーカを用いることで実現する攻撃の評価とその対策技術の開発を実施した。後者のテーマでは音声アシスタントシステム上で動作するア プリ(以下、VAアプリ)に着目し、多数のVAアプリを収集・解析しその挙動やあるべき設定を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り組んだ2つのテーマは、より広くはアナログ信号を扱うIoT機器の入出力にかかわる研究テーマの創出、およびユーザからは見えない、音声アシスタントシステムの裏側のロジックであるVAアプリに着目した研究で、ユーザから見える音声インタフェースの背後にある、クラウド側で動作するサービスに内在するセキュリティにかかる、新たな研究テーマの創出につながった。本研究課題は「音声セキュリティ研究の開拓」と銘打ち、音声を使ったシステムにかかる新たなセキュリティ脅威の同定と、その対策方法を開発するためのフレームワークづくりが大きな目標であったが、その目標は十分に達成できたと考えられる。
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