研究課題/領域番号 |
18K19796
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
橋本 悠希 筑波大学, システム情報系, 助教 (10601883)
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研究分担者 |
橋本 朋子 (米村朋子) 明海大学, 総合教育センター, 講師 (90456707)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 潜水 / スクーバ / バーチャルリアリティ / 訓練 / HMD / 水中VR / 空間移動錯覚 / リアルタイムフィードバック / 心理的指標 / 行動指標 |
研究成果の概要 |
本研究期間では,潜水用頭部搭載型ディスプレイの実装および改良,水中モーションキャプチャシステムの導入および最適化,水中での身体引き戻し機構の検討を行った.その結果,水深2m以下の浅瀬において4m x 4mの範囲での高精度トラッキングおよび高品質視覚フィードバックを実現した.実装システムはユーザーテストにより,装着性に問題が無く,リアリティの高い海中体験が可能であることが示唆された. また,視覚刺激と引き戻し機構を組み合わせ,上記範囲内で無限に海遊可能な手法の設計ができた.生体情報センシングでは,心拍,視線に関する防水センサの試作および水中での動作検証を行い,HMD組込の目途がついた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果から,潜水状態のユーザの位置姿勢が高精度・低遅延でフィードバックされる高品位な水中バーチャルリアリティ体験を世界で初めて実現した.これにより,実地訓練に頼らざるを得ない潜水作業者,ダイバー,救助隊等に対して効率的な訓練を提供し,安全性と技術力向上に大きく寄与する. また,無重力・低重力下における人の知覚特性が容易に検証可能となることから,知覚心理学分野の発展に大きく寄与する.
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