研究課題/領域番号 |
18K19806
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
梶本 裕之 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80361541)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 触覚 / 力覚 / バーチャルリアリティ / インタフェース / ウエアラブル / 異部位触覚提示 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、迫真的な触力覚提示の開発である。視聴覚を中心とした提示技術が普及しつつある一方で、触覚提示については決定的な普及に至っていない。触力覚が真価を発揮する場面は「複数指で物体を把持、認識、操作する」状況であり、そのためには各指に多自由度の力を提示する必要がある。しかしこれは現在でもハードウエア的に非常に難しいものであった。本研究は「指先で触れる際の触力覚は、指先に提示される必要はないのではないか」という着眼点に基づき、指先の触覚を前腕、頭部、背中に転移させる手法によって手先への触覚ディスプレイの装着を不要とするシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2020年以降現在まで続くCOVID-19の社会的情勢は、遠隔作業を行える環境を整えることが我々の社会にとって今後必須となることを示したと言える。遠隔作業で特にネックになるのは触覚提示であり、従来から非常に多くの触覚ディスプレイが提案されながらも、手掌部全体に十分な触覚提示を行い、作業に資するようなデバイスは実現されていなかった。本研究はこうした状況に対して、「触覚提示する部位は必ずしも手先でなくても良い」という観点に立ったものであり、複数の身体部位へのマッピングによってその効果を調べたものである。
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