研究課題/領域番号 |
18K19828
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青山 一真 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任講師 (60783686)
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研究分担者 |
安藤 英由樹 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (70447035)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 嗅覚電気刺激 / 鼻腔内科学感覚 / 経皮電気刺激 / バーチャルリアリティ / 鼻腔内化学感覚 / 神経科学 / 脳活動計測 / 嗅覚 / 電気刺激 / 脳科学 / インタフェース |
研究成果の概要 |
バーチャルリアリティ(VR)等の分野において,嗅覚を提示するディスプレイに関する研究は非常に重要である.しかしながら,嗅覚の提示には臭いを発する化学物質(香り物質)とそれを鼻腔に提示する機構の両方が必要であるため,香り物質を保存するタンクや香り物質を放出するアクチュエータ等の容量と重さ,金銭的コストがかかってしまう. 本研究では,電気刺激によって軽量・安価・小型な嗅覚ディスプレイ装置を構築する装置を開発して電気刺激によって高確率で嗅覚を感じさせる手法の開発を開発を達成した.さらにその質を変化させる方法の構築とそのメカニズムの解明を目指した研究に取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鼻腔内に電極等を一切設置せず,高確率で鼻腔内化学感覚を惹起する手法は世界で初めて構築されたものである.鼻腔内化学感覚を化学物質を使わずに人工的に作ることができる本手法は今後の嗅覚の研究において強力なツールとなるだろう.嗅覚はVR等の体験に欠かせない重要な感覚であるとともに,情動等の人の内部状態にも強く働きかけうる感覚である.本研究は嗅覚の提示技術を作り出したというだけでなく,今後の嗅覚研究を推進する一つの強力なツールを作り出したという意義もある.
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