研究課題/領域番号 |
18K19907
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
中路 正 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (10543217)
|
研究分担者 |
松村 和明 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00432328)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | メカノケミグラジエントゲル / 軟骨再生 / 傾斜階層構造 / 人工組織体 / 高分子ゲル / ハイドロゲル / メカノバイオロジー / 間葉系幹細胞 / キメラペプチド / メカノ・ケミグラジエントゲル / キメラタンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究のキーポイントは,生体の軟骨組織が傾斜階層構造を有することに着目し,その軟骨組織を高分子ゲルをトリガーとして,生体外で人工組織として構築できる高分子ゲル材料を構築する点である。3年間の研究成果として,軟骨細胞の傾斜構造を構築させるためのトリガーとなるメカノグラジエントゲルの創製に成功した。今後,更なる改良・改善は必要であると考えられるが,本成果は,傾斜構造を有する軟骨組織の生体外での構築に向けての大きな一歩であると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は,変性軟骨疾患の再生医療の発展に貢献する可能性を秘めた萌芽的研究であり,社会的意義が非常に大きな研究であることはもちろんのこと,高分子ゲルと細胞を組み合わせて,生体組織にできる限り近づけた人工組織を,生体外で構築できる方法の提案につながる可能性を秘めており,再生医学・バイオマテリアル工学の発展にとっても非常に意義のある研究課題といえる。
|